鍵のない部屋に、閉じ込める
拒絶の壁に囲まれた、世界の終わり
湿った床は、胎内のように、生暖かい
吐き出す息は、互いに混ざり合い、どこまでも暗い
それらはいつしか、柔らかな影を殖やしてゆく
ある者は太い縄で、ある者は千切れる寸前の糸で、
延びていくソングラインに、自らの本能を繋ぎ止める
完全に千切れた、バグった体
歌の裂け目が、ゆっくりと喉を開く
影の輪郭を容赦なく咥え、引きずり込んでゆく
擦り潰される影たちは、声もなく溶けていく
ソングラインだけが、歓喜しながら、なお延びてゆく
writing by 幽霊屋さん
