カイギデル

2話:神も悪魔も消えていく

神も悪魔も滅びたのではない。世界が生成され続けることで、神は維持対象を、悪魔は反逆すべき秩序を失った。『境界の食卓』第2話、カイギデルが語る蟹化した世界の神話。
カイギデル

1話:落下の底

希望が壊れ、世界との接続を失った悪魔・カイギデル。蟹化によって記憶も存在も崩れゆく中、それでも止まらなかった「接続への運動」が、地下水路で虹蛇と静かに共鳴する。『境界の食卓』へと続く前日譚。
境界の食卓

8話:河童の皿

河童の皿を生涯研究し続けた父の遺品が、郷土資料館へ持ち込まれる。荒唐無稽な研究の奥に残されていたのは、一人の人生と親子の記憶。「考え続けた時間」に価値を見出す静かなヒューマンドラマ。
境界の食卓

7話:梅干し

『境界の食卓』第7話「梅干し」。出遅れた梅仕事を始める真壁円。最後の二粒の梅干しを虹蛇と分け合い、鏡の向こうではカイギデルと静かな会話を交わす。季節の移ろいと暮らしを丁寧に描く、夏の始まりの一編。
境界の食卓

6話:駄菓子屋

朝市の裏で見つけた、小さな駄菓子屋。真壁円とカイギデルは、町に残る静かな境界を歩き、ブリキの小鳥を持ち帰る。昼の小さな出会いが、夜の食卓へとつながる『境界の食卓』第6話。
境界の食卓

5話:資料館

真壁円が働く虹蛇郷土資料室には、不思議な品々とともに人々の人生が持ち込まれる。ツチノコだと信じ続けた蛇の抜け殻を通して、「物ではなく物語を預かる」という資料館の哲学を描く『境界の食卓』第5話。
境界の食卓

1話:鏡から珈琲の香り

夕暮れの町で鳥たちに餌をやり、仏壇へ手を合わせる真壁円。読経のあと藍色に沈む鏡の向こうでは、カイギデルが今日もコーヒーを淹れている。境界を越えて落ちる豆が、二人の日々を静かな習慣へ変えていく。
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