仕事に本気になりにくいタイプの人― 第6ハウスに金星を持つということ

その他占い

仕事を「社会科見学」と言っていた人のホロスコープ

Aさんは、就職について語るとき、決まって
「社会科見学みたいなものだった」
という言い方をしていました。

あくまで本人の弁ですが、仕事に対しては要所要所はきちんと押さえる一方で、さぼることも多かったそうです。
熱くなりやすい性格なのに、仕事となるとどこか他人事のような距離感がある──そんな印象を受ける口ぶりでした。

本気になると、なぜか物事がうまくいかない。
唯一、本気になるのはケンカのときだけだった、とも言います。

そこで母子手帳を確認してもらい、ホロスコープを作成してみると、ひとつ象徴的な配置が見えてきました。
第6ハウスに金星があるのです。

第6ハウスは、一般に「労働」「日常業務」「義務」を表す場所。
一方、金星は「楽しみ」「心地よさ」「無理のなさ」を司る天体です。

つまりAさんにとって、仕事は義務ではなく、どこか娯楽に近いものだったと考えられます。
金星があるハウスは、その人にとって「力を抜いて関われる分野」なのです。

さらにAさんの金星は、第7ハウスにも影響を及ぼす位置にありました。
そのため、パートナー選びに関しても「頑張って掴みにいく」というより、流れに身を任せるようなスタンスだったようです。
無理をしない。抗わない。成り行きを重視する。
その姿勢は、仕事でも人間関係でも一貫していました。

Aさんの場合、他の重要なハウスからの流れも、金星のある第6ハウスに集まる形になっています。
これは、「無理して努力すると、かえってうまくいかない」タイプの配置です。

社会的な役割と、個人的な本音。
人はたいてい、その表と裏を使い分けながら生きています。

しかしAさんは、第6ハウスの反対側にあたる第12ハウスに多くの天体が集中していました。
第12ハウスは、無意識、限界、手放しを象徴する場所です。

この配置を踏まえると、Aさんは
とことん無理がきかない人
だったと言えるでしょう。

仕事を「社会科見学」と表現したのは、逃げでも怠慢でもなく、
自分の性質を、無意識のうちに正確に言語化していた結果だったのかもしれません。

 

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました